2023年5月18日(木)

 

「 彼らは、使徒の教え、相互の交わり、パンを裂くこと、祈ることに熱心であった。 」

(使徒言行録 2章42節)   

平日の夕方、高校生のMくんと洗礼準備会をしています。

彼は中学1年生の時に中高生キャンプに参加し、そこで今まで全く知らなかったキリスト教の考え方に初めて触れたそうです。これまで彼が聞いてきたことと、キャンプで知った価値観は全く違っていて、何が大事で、何を求めるべきか、キリスト教の価値観を身に付けたいと彼は言います。とても嬉しく、頼もしいと思います。

今日の聖書では、ペンテコステの出来事のあと、ペトロと他の弟子たちが語り始め、聞いて信じた人々の群れによって教会が出来ていきます。

「使徒の教え」はキリストのみわざとみことばです。彼らはパンや杯、そしてみことばを「相互に」分かち合い、主の晩餐を行い、熱心に祈りました。「熱心であった」というのは元の言葉では「離れることが無かった」という意味があります。

初代教会の彼らが、キリストの十字架と復活から離れることなく守り続けてきたこと、これはキリスト教の考え方の根本になっており、今も私たちの教会で行われています。

 

「 今月の本の紹介 」

 

『 ぼくはいしころ 』 坂本千明  (岩崎書店)

 

これは、ひとりで生きる、あるくろねこの、ちょっとふしぎであたたかいお話です。

 

ぼくはいしころ だれも それを きにとめない

こえを あげてはいけないよ   だまっていれば ぼくらは へいわだ

だけど ある日 しまっていたこえが あふれだした

「 おはよう こんにちは こんばんは いただきます ごちそうさま 」

「 さよなら いしころ 」

 

次回の予定    6月24日(土)